2012年 03月 29日
3月29日、 「飯山線」 その3
保線士の方も、緊張の時間になってきました!
「森宮野原」駅です。
1945年2月に日本最高積雪7,85Mを記録しました。
ポールが立っているはずですが、
私の席からは見えませんでした。
ココまでが長野県、いよいよ、新潟県に入ります。。。
髪の長いスリムな女性と車内でお話を。。。
ご主人は松本へ転勤中。。。千葉からお越しですが、
「列車に乗って車窓の風景を見ているのがいい時間の使い方なんです。。。」と。
「飯山線一日フリー切符」を使って、
十日町で折り返しをされるようでした。
「では、帰りに又お逢いできますね!」と。。。
12時19分、「越後鹿渡」駅に下車しました!
殆どの駅が、無人駅です。。。
駅から3分。。。確かに3分で到着ですが。。。
「グチャグチャの道ですよ!」と予約の時に電話で言われましたが、
私達は、二人とも ’長靴’ です!
この道。。。確かに除雪も大変だったことでしょうね!
寿量院の和尚さんに、今から「飯山線」に。。。と言うと、
「ここらは、雪かきと言いますが、
飯山の方では ’雪堀り’ と言うそうですよ!」と。。。
。。。なるほど!
「渓泉荘」さんです。
時間がありません! 食事の用意の間に温泉です!
「先ほどお帰りになったお客様の片づけがマダ途中で。。。」と。
お泊りのお客さんがあったので、食材などがあり、
私たちの急なお願いを聞いて下さったのかもしれません。
’源泉掛け流し’ かすかに硫黄の匂い。。。
飲んでいると、鉱泉の味。。。温泉の色も透明ではありますが、
ほんのりと黄色く、とろりとしたぬめり感もありました。
お湯の温度はチョット熱めですが、渓谷沿いの雪景色を観て、
あわただしく出てしまうには、あまりにモッタイナイ温泉でした!
出てくると、豪華な昼食が用意されていました。
精進料理の後には、!
何のお肉?。。。、
時計を見ながら。。。。
味わいながら食べたいところですが。。。
なんと、
これだけを20分足らずで食べてしまいました!
(お蕎麦がご飯のようでしたが、
私達はお米のご飯もお願いしました!)
障子を開けると。。。
小説家が長逗留して執筆をするような宿の雰囲気です!
木の階段は、真ん中あたりがえぐれていました。。。
それだけ、お客さんが登り降りしたということですね!。。。
名残惜しい思いを抱いて。。。
13時56分の電車を逃すわけにはいきません!
ワンコ達が、「豊野」駅で待っています。。。
これは、道ではなく、川ですよね。。。長靴で正解でした!
駅に到着しました。
乗客は、私たちだけのようです。
1時56分までまだ15分もありました!
もう一度、お風呂に入れたかも。。。。
突然、アナウンスが入り、
十日町を10分遅れで出発したとのことでした。
あんなに慌てて、温泉と食事をしたというのに。。。
私は、リュックからハーモニカを出して、
雪の壁を観ながら。。。
そして、
列車が到着するのもアナウンスがあると思ったら、
突然、音も無く一両だけの折り返して来た列車が!!!
「駅長サーーーン!」
お隣の「津南」駅です。
(この駅には温泉が併設されていますが、生憎月曜休みです)
髪の長い女性と!
十日町の一時間の様子を聞き、
私も、宿のパンフレットを渡したりして。。。
「十日町」駅出発の遅れは、
線路になにやら横たわっていたとかで、
点検のために途中で、止まったそうです。
天気がよくなってきて、行きと同じ風景ですが表情が違います。
帰りは反対側を観ようと思っていましたが、
やはり、川沿いの景色が。。。
行きは直通でしたが、帰りは、乗り換えです。
3時54分、「豊野駅」に到着。
5時間半、往復一人2400円でした。
(フリー切符は長野から十日町往復で2500円です)
こうして、念願の「飯山線」往復の旅が完了!
’ラッキー’ づくしの旅でした。。。
天気予報の前倒しで、吹雪から。。。
震災に遭った栄村。。。豪雪の越後。。。
美しい景色の中では、ご苦労がいっぱい。。。
車窓から ’感動’ なんて、不謹慎と言われそうですが、
観てきたからこその支援も。。。。
ワンコ達もソソウの後も無く
ただ、
申し訳なかったの、
リンゴの湯の駐車場を無断でお借りしたことでした
帰りにもう一度、温泉に。。。と言う計画でしたが、
帰路を急ぐことにしてしまったのです。
帰りは須坂から高速に入りました。
常念岳方面の夕焼けで THE END。。。
季節を変えれば、まだまだ魅力いっぱいの「飯山線」。。。
冬しか時間のない私たち。。。
長いブログになりましたが、
一緒に旅をしていただきまして、ありがとうございました。
では、オヤスミナサイ。